伝統を誇りに、未来をデザインする
大正2年、滑川の地に産声をあげた本校は、いよいよ創立113年目の春を迎えました。
立山連峰を仰ぎ、富山湾を臨むこの学び舎で、幾多の先輩方が紡いできた「伝統のバトン」。私たちはその重みを大切に受け継ぎながら、普通科・薬業科・商業科・海洋科を併せ持つ「総合制高校」として、新たな時代の物語を一歩ずつ書き加えています。

🌸 彩り豊かな4つの学び
本校では、個性豊かな4つの学科がそれぞれの専門性を磨きながら、生徒一人ひとりの「なりたい自分」を全力で応援しています。
普通科:【見つける、深める、自分の力】
少人数の授業や習熟度別のクラスなど、一人ひとりに寄り添った丁寧な指導で基礎をしっかり固めます。「なぜ?」という好奇心を原動力に、答えのない問いに挑みます。自ら課題を見つけ、解決へと導くプロセスを通じて、未来を切り拓くしなやかな思考力と表現力を育みます。
薬業科:【「くすりの富山」から未来のエキスパートへ】
「くすりの富山」の伝統を受け継ぎ、大学や企業のプロの方々と協力して学びを深めます。特に大切にしているのは、実習を通して「本物」を肌で感じる体験。一つひとつの作業を丁寧に積み重ねる中で、確かな技術はもちろん、現場で直面する課題に対して自ら答えを見つけ出す「考える力」も養います。
商業科:【ビジネスを学び、地域を笑顔に】
ビジネスの仕組みを基礎から体系的に学びながら、地域の皆さんと一緒に新しいプロジェクトにも挑戦します。仲間と力を合わせて取り組む実践的な活動を通じて、アイデアを形にする「創造力」や、周囲を明るくリードしていく「リーダーシップ」を優しく引き出します。
海洋科:【富山湾がフィールド、海とつながる学び】
豊かな富山湾を舞台に、お金を稼ぐ(魚介類を獲る、育てる、加工する)専門技術をじっくりと習得します。実際に海に触れる体験学習を重視し、自分たちの力で課題を解決したり、新しい発見をしたりする喜びを大切にしています。海とともに生きる智慧を学びながら、地域社会を支える「たくましい実践力」を養います。
🚀「本物」に触れ、地域と共に動く
本校の学びは、教室の中だけにとどまりません。
特に専門学科では、「クラフトコーラ」や「海洋深層水ラーメン」、特製缶詰の開発など、地域を舞台にしたクリエイティブな挑戦を続けています。
生徒たちの自由な発想が形となり、地域のイベントで笑顔の花を咲かせる――。そのバイタリティあふれる姿は、本校の誇りです。伝統を守るだけでなく、時代に合わせて「アップデート」していく。こうした躍動感のある学びは、地域の皆様の温かい支えがあって初めて実現できるものです。
🔥「髙きを求める情熱」を胸に
滑川高校には、脈々と受け継がれる「髙きを求める情熱」と「文武両道」の精神があります。
近年の活躍も目覚ましく、ウェイトリフティング、弓道、レスリング、ソフトボールといった運動部が全国・北信越の舞台で躍進。また、吹奏楽部や薬学部などの文化部も、感性豊かな活動を展開しています。
☆共に歩み、共に育つ
滑川高校は、生徒一人ひとりが主役となり、互いの個性を尊重し合える、活気と優しさに満ちた学び舎でありたいと考えています。
本校を志す皆さん、支えてくださる保護者の皆様、そして地域の皆様。これからも「地域に愛され、地域と共に歩む学校」として、一歩ずつ着実に前進してまいります。
新しく始まる一年も、変わらぬご理解と温かいご協力を心よりお願い申し上げます。
富山県立滑川高等学校 校長 嶋谷 克司