海洋科では、12月9日(火)に譲り受けたサクラマス卵約3,000粒の飼育を開始しました。今年で19回目となります。今朝から生徒たち皆の気持ちがシャキッとしています。この日は、例えば学校なら入学式、農業なら田植え日のようなハレの日みたいなものです。海洋科の長い長い取り組みの一番最初の始まりの日になるのですから(ちなみに本日は大安です)。
この日は、海洋科2年生資源コースの10名が富山県農林水産総合技術センター水産研究所(滑川市高塚)で総合実習を行いました。全9回に渡る実習の最終回は、サクラマスの生態やALCと呼ばれる薬品に染まった稚魚の耳石を取り出し観察する、その技術や方法を楽しく学びました。正午前には実習を終えて、卵の受け渡しを済ませて学校に戻ります。
卵は、中にはっきりと眼が見える発眼卵という状態で、今日以降は光や振動は厳禁です。このあとは、10名の生徒が責任をもって飼育します。卵は2週間程度でふ化しますが、その後も慎重に飼育を続けていきます。
地元富山のサクラマスを育て増やす、この大きなテーマに高校生が挑戦する19シーズン目の始まりです。
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